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京都からの演劇ユニット「後付け」!

推薦文を携え福岡学生演劇祭に参戦!!

エキシビションに名乗りを上げたのは、なんと京都の演劇ユニット「後付け」!!

京都の名だたる演劇人からのプッシュも受け、参加団体と共に福岡学生演劇祭を盛り上げます!

ここでは頂いた推薦文をご紹介いたします。

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推 薦 文

延命聡子(俳優/中野劇団)

後付けのことは主宰の高嶋Q太くんよりちょっと年上の京都の演劇関係者が何人も誉めています。
ネットの感想などを読むと、なんとなく「ニヤニヤ~クスクス笑い」「好きな人は好き」的なものを予想していたのですが、いや、なんか説明しようとすると「日常を切り取った笑い」みたいになっちゃうんですが、そういう説明から想像するよりはるかに飛躍していて、しかしシンプルで、何よりすごく笑えるものが観られます。
手間ひまかけてとった出汁は一見澄みきっているがすごくうまい、みたいなもんでしょうか。

知らないで観たらひとまわりくらい年上の人がつくったと思うんじゃないかと思います。
そしてやっぱり精神年齢が近いのか、ひとまわりくらい年上の俳優をときどき起用しているところも大変頼もしく、そしてその俳優達を毎回見事に作品になじませられていて、さらにその高嶋くんより経験豊富であろう俳優達が軒並み「どれだけあの作品世界に近づけていたかわからない」みたいな、不安と安堵が混ざったような感想を後に述べるのも興味深いです。

あと私の中では男前の演出家が作るものは面白いということになっていて(顔面より価値のある能力があるということだから)、その点でも高嶋くんを信頼していただいていいと思います。

後付けを観ていただいたら、まぁ、京都の小劇場ってこんな感じなんだと思ってもらって全然いいです。
万が一笑えなかったとしても、「ああ、京都の人はこういうので笑うんだな」と思っていただいて悔いはないです。
(主宰の高嶋くんは京都出身じゃないそうです)

村上慎太郎(劇作・演出家/夕暮れ社  弱男ユニット代表)

”後付け”ってネーミングセンスがいいですよね、まず。それに出演者の独特のグルーヴ感が好きなんですよね。というのも過去に京都学生演劇祭で催された”ドラフト会議”というイベントで”後付け”出演者の山根さんを1位指名したことがあるのですが、その1位には「面白い瞬間を切り取り、登場人物が日常に地続きでおかしいコメディを」と標榜する作・演出の高嶋さんの手付きと素敵な共演者も込みで1位を、という想いもあって。やし、僕が福岡の審査員ならば1位の演目でしたよ、きっと。で、コメントを拝見するに、どうも”後付け”には博多移住計画があるようですね。福岡学生演劇祭でも京都での上演時のように根強い人気が出れば!と心より応援しています。

​和田ながら(演出家/したため主宰)

わたしには体の大きい同い年の友人がいる。おもしろさへの嗅覚においてかなりの信頼性を誇る彼から、おもしろい若手がいるよって教えてもらって観に行ったのが後付けだった。そして、まずは結論から言うと、すごくおもしろかった。あの彼が推すのもさもありなん。なんの変哲もない単語が、後付けにかかると、危険な爆発力をそなえはじめる。あるいは、じわじわと静かにしかし確実にアタマを蝕む毒になりはじめる。京都タワーとか、マクドナルドとか、見慣れたアレからしれーっと世界がズレてって、秩序が書き換えられてしまって、気がついたら笑うしかなくなってしまう。なんだかちょっと怖い笑いだと思う。そういえば身体の大きい彼も怖い笑いをつくるのが上手である。きっとわたしは、怖い笑いは信じられると思っている。それが平熱っぽければ平熱っぽいほどポイント高い。だから後付けはおもしろい。

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